長谷寺の見どころ

4年程前に門前町にある温泉目当てに長谷寺の近くまで来たことがありましたが、この頃はお寺にはあまり興味がなかったので、行かずじまいでした。

長谷寺は奈良ではとても有名なお寺なのですが、何で有名なのかあまりわかっていなくて、とりあえず、古くて由緒あるお寺なので行ってみようということで、嫁と義母を誘って紅葉ついでに行くことになりました。

●参拝入山受付〜仁王門

仁王門は長谷寺の総門で、両脇に仁王像、門上の建物には釈迦三尊羅漢像が安置されています。

平安時代、一条天皇の時代に創建されましたが、現在の建物は1889年の再建です。

この門の前に参拝者受付があり、入山料500円(大人)を支払います。

長谷寺/仁王門

●登廊

平安時代の1,039年に建造され、現在の建物は1889年の再建。

上中下の三廊に別れ、全399段あります。仁王門から本堂の前まで繋がるメインルートとなっています。この他には東参道や西参道でも本堂へ行くことができますが、この道が一番の近道となっています。

長谷寺/登廊

●宗宝蔵

長谷寺の宝物を展示している博物館のようなものです。普段は非公開ですが、春と秋のみ公開されています。

仁王門から登廊を登り始めてすぐのところから行くことができます。

長谷寺/宗宝蔵

ここでの一番の見どころは、銅板法華説相図でしょう。これは、千仏多宝仏塔ともいい、釈迦が説法中に地中から巨大な宝塔が出現した場面を表現したものです。銅の板に宝塔と諸仏が浮き彫り状に鋳出されています。千仏は押出仏を盤面に貼り付けて表現されています。

奈良国立博物館に預けられていますが、この時は長谷寺に帰って来ていたのか見ることができました。レプリカ?

長谷寺,銅板法華説相図

●本堂(大悲閣)

断崖絶壁に懸け造り(舞台造り)された本尊を祀る正堂、参拝者用の礼堂、その間をつなぐ相の間からなる巨大なお堂です。正堂の中は外陣、内陣、内内陣に別れて複雑な構造をしています。

創建は奈良時代ですが、7回焼失し、1588年に再建、1650年にも修理のため全面再建されています。

本尊は十一面観音で普段は秘仏ですが、この日は特別公開日でその姿を見ることができました。すごいことに内内陣まで入り、観音様の御脚を触ることができその巨大さをしみじみと感じることができました。

長谷寺/本堂

★舞台

長谷寺の本堂は清水寺と同じような掛け造りとなっており、南面に舞台を持ちます。懸け造りとは、掛けなどの上に建物を長い柱と貫で固定し床下を支える建築技法です。

平安時代以降に山地の寺院が増えるようになってから登場しました。懸け造りは観音霊場に多く見られます。

長谷寺/舞台

★十一面観音像

長谷寺の本尊で、本堂内に安置されています。普段は秘仏で見ることはできませんが春秋の特別拝観時には見ることが可能です。

10m程度の巨大な観音像で、全国の長谷観音の根本像。右手に錫杖、左手に水瓶を持ち、平らな石の上に立つ独自の姿をしています。通称「長谷観音」

創建時の観音像は、727年に近江国高島から流れて来た楠の霊木を用いて3日間で造り上げたという寺伝が残っています。

現在の仏像は1538年の再建像となっています。

長谷寺/十一面観音

●本長谷寺

最初に長谷寺があった場所です。

686年、天武天皇の勅願により道明上人がここに精舎を建て、銅板法華説相図をお祀りしたことが長谷寺の始まりと寺伝ではいわれています。

このことからここは本長谷寺と呼ばれています。

前述の通り、銅板法華説相図は奈良国立博物館にありますが、現在ここには鍍金されたレプリカが祀られています。

長谷寺/本長谷寺

●五重塔

昭和29年に戦後としては初めて建てられた五重の塔で「昭和の名塔」と呼ばれています。

長谷寺/五重塔

●三重塔跡地

1876年に落雷で焼失。現在は跡地の案内と柱の基礎部のみがあります。

長谷寺/三重塔跡地

●花の御寺

長谷寺は花のお寺として有名で、境内には四季折々の様々な花があります。

特に桜と牡丹が多く、牡丹は150種7千株以上、桜は染井吉野や山桜など7千本以上あります。

牡丹は平安時代に唐の皇后である馬頭武人から送られた種が始まりと言われています。

秋には紅葉も楽しめます。写真は桜と紅葉のコラボです。

長谷寺/桜と紅葉

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