當麻寺・中之坊のみどころ

當麻寺境内には主要伽藍以外にも有料エリアがあります。それが中ノ坊というところですが、主要伽藍に行く手前にありますが、見逃しがちになるかもしれません。

塀に囲まれていることもあり、それほど目立たないのですが、実は主要伽藍に匹敵するほどのみどころがあります。

ちなみに當麻寺本体には管理者がおらず、いくつかある子院が分担して管理運営しているそうです。その筆頭が中之坊となっています。

●山門

當麻寺境内から中之坊に入っていく門ですが、実はここに受け付けがあります。拝観料500円を支払うと、順路に沿って拝観することができます。

中之坊の御朱印もここで頂くことができます。

●本堂

當麻寺中之坊/本堂

奈良時代に中将姫が出家の際に髪を剃り落としたお堂です。

建物は桃山時代の再建で、本尊・十一面観音像は「導き観音」と呼ばれています。本堂には入ることはできませんが、入口からその姿をやや遠いですが、見ることができます。

この導き観音像は平安時代に中将姫の守り本尊を刻んで安置したものということですが、木地仕上げですが、非常に綺麗な状態だったので、おそらく平安当時から残っているものではないでしょう。

導き観音は道に迷った時に行くべき道を示してくださると信仰されており、進学や就職、結婚で迷った際に訪れるのが良いとされています。

●香藕(こうぐう)園

中之坊のメインと言える庭園です。大和三大庭園の一つに数えられています。

當麻寺本体は古代寺院なので庭園は無いのですが、寺院で庭園を見たいという方はここで見ることができます。

池を中心に回遊するタイプのとても美しい庭園です。ここから東塔が間近に見え、庭園の美しさを引き立てています。

當麻寺中之坊/庭園

★中将桜

岐阜県岐阜市の願成寺には中将姫誓願桜という桜があります。中将姫が植えたという伝説がある桜で樹齢1200年というヤマザクラの変種ですが、同種の桜は他になくこれだけだそうです。

その桜が2017年、香藕園に枝分けされ植樹されました。その年に開花が見られ、植樹に成功しています。2018年も続いて開花していました。

まだ小さい木なので見応えが出てくるのはまだまだ先ですが、岐阜でしか見れなかった中将姫桜がここでも見れるようになったのは素晴らしいですね。

當麻寺中之坊/中将桜

ヤマザクラなので、葉と花が同時についていますね。

●霊宝館

當麻寺中之坊/霊宝館

中之坊の宝物が公開されている展示室です。中之坊は多くの宝物を所有していますが、その一部が公開されています。撮影は禁止なので中の写真はありません。

目玉は、「中将姫剃髪剃刀」。中将姫の髪を剃り落としたとされている奈良時代の剃刀で、日本最古のものとなっています。かなり錆びた剃り刀で歴史を感じさせます。

●當麻寺・中之坊とは?

元々は當麻寺創建時に役行者が金堂前に開いた道場。これが奈良時代に住職の住坊となり、中院が開かれます。それが現在まで存続しているのが中之坊です。

中之坊は古代から當麻寺の子院の筆頭寺院として存在しています。

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