仁和寺のみどころ 京都で一番遅咲きの御室桜

もう桜は散り始め、青葉のところも出てきている、多くの場所でそんな状態になってから満開になる桜があります。

それが、仁和寺の御室桜です。この桜は京都で一番遅咲きと言われており、例年4月の半ばになってから満開になります。

しかも、この桜には他の桜とは違う特徴があります。それは、背丈が低いということです。だいたい3mぐらいでしょうか。

今年は桜の開花が遅く、大阪や京都は4月入ってから開花となったのですが、初旬に気温の高い日があり、一気に満開になっていきました。15日(土)には散り始めとなっており、青葉が混じる木も多くみられる状態でした。

そんな中でも仁和寺はネットの情報だと5分咲きという状態。十分に咲いていないかもしれませんが、見に行ってみることにしました。

●仁和寺って?

真言宗・御室派の総本山。平安時代の888年に宇多天皇が創建したのが始まりです。宇多天皇は退位後、仁和寺に住み、以後、仁和寺は明治維新まで皇族が住職(門跡)となる門跡寺院となってきました。

そのため、御室御所と呼ばれるようになります。御所からの移築が多く、格調の高さが感じられる寺院となっています。

仁和寺は学校の古文で出てきた徒然草の「仁和寺のある法師~」の一文で有名ですね。

平成6年には国連の世界遺産に指定されています。

仁和寺/世界遺産

●仁和寺までのアクセス

仁和寺は位置的には金閣寺の方面にあります。この方面は私の最寄りである京阪沿線からだとバス利用しないといけません。

午後12時頃出発し、バスは三条京阪から山越中町行(10系統)を利用しました。利用客はそこそこいましたが、多くが仁和寺が目的地であったようです。

やはり、御室桜人気ですね。「御室仁和寺」で下車します。下車したらすぐ前に仁和寺の仁王門です。

●仁王門

京都では珍しいメインの車道へ面した仁王門です。広隆寺も車道へ面した仁王門でしたが、交通量が全然違いますね。

仁王門は車道に対して段差で高さがあるのですが、上に人が結構集まるので落ちそうで危ないです。ここをくぐると仁和寺の境内があります。

門の左右には阿吽の仁王像。奥には唐獅子像が安置。

仁和寺/仁王門

●伽藍

伽藍とは寺院の各建物のことです。仁和寺は普段は御殿以外は無料なのですが、御室桜が開花する時期のみ伽藍特別入山料として有料となります。

この日も伽藍エリアにつながる中門の前に受付が設置されていました。

拝観料は500円です。これは御殿や霊宝館の料金とは別になります。お堂はほとんどが江戸時代初期の再建です。

仁和寺/伽藍特別入山

★御室桜

仁和寺/御室桜①

中門をくぐってすぐ左手にあるのが御室桜です。ネットの情報だと5割咲となっていたのですが、行ってみると満開となっていました。他の参拝客の話だと、この日に一気に開いたようです。桜は咲きだすと速いので結局は現地に行かないとわかりませんね。

みんな御室桜が目的なので、すごい人です・・・土曜日だからもあるのですが、通路が人で進めないこともありました。

御室桜はやはり背丈が低いですね。なんだかかわいらしいです。なんでも仁和寺の地盤が粘土質で酸素や栄養分が少ないためあまり根を伸ばせず大きくなれないそうです。

撮影では五重塔とのセットが人気の様でスポットでは特に混雑していました。とはいえ、撮影ポイントはいくつかあるので探してみたら案外すいてるところが見つかりますよ。

御室桜は花がピンクではなく白いんですよ。桜の品種はよくあるソメイヨシノではなく、八重桜であるようです。

仁和寺/御室桜②

★五重塔

仁和寺で人気のお堂です。御室桜との写真や御殿庭園との写真はよく見かけますね。仁和寺の五重塔は上層から下層まで幅に差がないのが特徴です。

仁和寺/五重塔

★金堂

仁和寺の本堂。本尊「阿弥陀三尊像」が安置されていますが、内部は非公開です。

建物は御所の紫宸殿を江戸時代に移築したもの。

仁和寺/金堂

★御影堂

弘法大師を祀るお堂です。内部非公開。

御所の清涼殿を移築したものとなっています。

仁和寺/御影堂

★水掛け不動尊

近畿三十六不動霊場の十四番。石の不動尊に水をかけて祈願することから水かけ不動尊とよばれます。

はかなり人気の様で、列ができていました。

仁和寺/水掛け不動尊

●霊宝館

仁和寺の文化財の収蔵と展示が行われている施設です。公開は4月1から50日間と10月1日から50日間のみ。

国宝の阿弥陀如来像をはじめ仏像数体は常設ですが、それ以外は毎回テーマを決めて公開内容が変わります。

今回は「絵画の魅力」ということで、掛け軸や屏風などに描かれた風景画や人物画を中心に展示されていました。

料金は伽藍や御殿とは別に500円かかります。

仁和寺/霊宝館

★阿弥陀如来坐像(阿弥陀三尊)

国宝。もともとは創建時からの金堂の本尊でしたが、現在は霊宝館へとうつされています。平安時代初期の作品で、腹の前で法印を組む像としては最古になるようです。

仁和寺/阿弥陀三尊

●露店

桜シーズンであるためか、土日であるためか、霊宝館付近に露店が並んでいました。八つ橋など京都定番のお菓子屋やどら焼きなんかが売られていましたが、苺の入った饅頭がおいしそう。

仁和寺/露店

●御殿

仁王門に向かって右手にある門から入ったところにある建物。宸殿,黒書院,白書院,霊明殿を回廊でつなぐように構成されています。もともとは御所からの移築でしたが、焼失し、現在の建物は、大正時代に再建されたものです。

御殿に入るには拝観料500円がかかり、伽藍や霊宝館とは別料金となっています。

すばらしい和室や庭園が楽しめます。縁側に座って庭園を眺める人も多くいました。ここから庭園と五重塔が合わさった眺めはお勧めですよ。

新しい建物のせいか、御殿内部の撮影はOKとなっています。

仁和寺/御殿入口

★回廊

仁和寺/御殿回廊

★黒書院

仁和寺/黒書院  仁和寺/黒書院内部

★庭園

仁和寺/御殿庭園

★僕の初恋を君に捧ぐ

御殿の売店に漫画家のサイン色紙が飾られていました。

「僕の初恋を君に捧ぐ」という作品で、仁和寺が舞台になっていたエピソードがあったみたいなんですが、調べてみると、仁和寺の「本物の四葉のクローバーが使われたおまもり」が登場したようです。

色紙にクローバーのお守りが貼り付けてありますね。

僕の初恋を君に捧ぐ/直筆サイン

●御朱印

気になる御朱印ですが、仁和寺には二種類あります。

それぞれもらえる場所が違うので注意です。ひとつは伽藍特別入山エリア、ひとつは御殿の入口入ってすぐです。

伽藍側で「阿弥陀如来」、御殿側で「旧御室御所」の御朱印がいただけます。

私も両方でいただきました。整理券方式ですが、人数が多くて少し待つことになりました。

●終わりに

仁和寺は門跡寺院ということで、大覚寺や泉涌寺のような落ち着いた雰囲気を想像していたのですが、なかなかにぎやかな様子でした。金閣や龍安寺から徒歩や自転車で来ることも可能な場所なので、外国人観光客が多かったせいかもしれませんね。

御殿はさすがに落ち着いた印象でした。

帰りもバスを使ったのですが、仁和寺の拝観終了時間だったので、人がすごい。

途中のバス停も金閣寺とか龍安寺,立命館大学とかなのでどんどん人が乗ってきて、すし詰め状態。途中で乗客が乗れないということが多くありました。

乗ってる人も降りるのが大変で普通は前から降りるのですが、前まで行けないので後ろから降りて前の運転席に戻って料金を支払うという状態でした。

京都の人気寺院拝観では終了時間にバスは避けた方がいいですね。

仁和寺近隣には金閣寺や龍安寺といった有名寺院があります。仁和寺に行く予定ある方はついでにそちらもいかがですか?

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