大覚寺の寺宝「銘刀・膝丸」を見に行ってきた

膝丸という日本刀をご存知でしょうか?

人気のPCブラウザゲーム「刀剣乱舞」に登場するキャラクター(刀剣男子)です。このゲームは日本刀を擬人化したキャラクターを育成し戦闘を行うゲームなのですが、もとになった日本刀は全て実在、もしくは実在していたものです。

膝丸/刀剣乱舞

膝丸というのは上の絵のキャラです。種別は太刀に設定されています。

もちろんこの膝丸も本物が実在しています。

膝丸は平家物語で語られる、源満仲が八幡大菩薩の加護を受けて作らせたもので、一緒に作られた髭切と対をなす太刀だといわれています。

罪人を試し切りし、膝まで切れたのが名前の由来となっています。

この刀は名前を変えながら何代も源氏に引き継がれていき、源義経もこの膝丸を所有していた時期があります。

義経が所有していた時の名前は「薄緑」という名前であり、平家討伐後、兄である源頼朝と仲たがいした際に関係修復を祈願して箱根権現に奉納していますが、残念ながら義経は奥州で死亡することになります。

その後、源頼朝のもとへ渡り、源氏のもとへ戻っています。

現在では、大覚寺という京都のお寺が所有しています。時々、京都国立博物館などに展示されるようですが、基本的には非公開の寺宝となっています。

しかし、2016年10月7日~12月5日まで大覚寺内で「大覚寺のみほとけ」という企画を行っているということを知り、参拝しにいきました。

●薄緑「膝丸」公開

大覚寺/膝丸パネル

寺側でも膝丸の人気は意識しているらしく、膝丸の写真と記念撮影をするパネルが設置されていました。

場所は五大堂の大沢池側です。

さて、膝丸の展示は霊宝館で行われています。霊宝館では、展示フロアの真ん中で、拵えなどつけず、刀身そのまま展示されていました。柄もついてないので、銘の部分まで確認できます。

刀身はしっかり研がれているようで、刃先は鋭く、切れ味は鋭そうです。振れば確かに膝ぐらい切り落とせそうですね。

刀身には傷はほとんどありません。茎(なかご)には銘がきられていますが、一字削られ読み取れなくなっています。

宝物館の中は撮影禁止ですが、膝丸のことを書いてある本も展示してあってそこは撮影OKでした。

膝丸の本

膝丸は平家物語では平安時代の刀ということになっているのですが、作風から実際には鎌倉時代の作品であるようです。そうなると、義経とは関係なくなってしまいますね。ロマンが少し減ってしまいます。

膝丸

上の写真はクリアファイルからスキャンした写真です。膝丸公開を記念して関連グッズも大覚寺内のショップに売られているのですが、実は写真そのものは売ってないんですよ。

●金梨地菊桐紋散蒔絵鞘糸巻太刀拵(きんなしじきくきりもんちらしまきえざやいとまきたちごしらえ)

今回の「大覚寺のみほとけ」では、もうひとつ刀が出品されています。

それが、この刀なのですが、今回が初出品であるようです。こちらは拵え付きで江戸時代のもの。刀身は室町時代のもので結構傷や錆も見られ手入れがあまりされていない様子です。

むしろ、この刀は拵えが素晴らしいのでそちらがみどころなのでしょうね。

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