虚空蔵法輪寺のみどころ 嵐山にもある舞台からの絶景

嵐山にある法輪寺というお寺が以前、「ぶっちゃけ寺」という番組で紹介されていました。

その時の企画は、「京都のお坊さんが選んだ今行くべきお寺ベスト3」というもので、その第2位に法輪寺が入っていたのです。

なんでも、帰り道に振り返ってはいけない伝説のお寺だとか・・・

どんなお寺か気になり参拝することにしました。

法輪寺といっても同じ名前のお寺が複数あります。他に著名な寺として奈良斑鳩の法輪寺がありますが、ここでの法輪寺は京都嵐山にある虚空蔵法輪寺となります。

虚空蔵法輪寺/山門

●京都の絶景

虚空蔵法輪寺/展望 虚空蔵法輪寺/舞台

法輪寺は嵐山の中腹に位置し、長い階段を上った先にあります。そのため、京都を一望できる展望スポットがあります。京都五山の送り火のひとつ、鳥居型もここから見えます。

この展望スポットは舞台になっており、嵐山でも隠れた名所になっています。嵐山で京都を一望できるような展望スポットはここぐらいなのではないでしょうか?

番組でもこの展望スポットは紹介されていました。

舞台へは裏道から登るルートもあります。

●境内はどうなってる?

長い階段を登ると、境内に出ますが、あるのは舞台意外だと本殿と授与所、多宝塔ぐらいです。そのためか、境内の拝観料も無料です。

御朱印は授与所でいただけます。

虚空蔵法輪寺/御朱印

★本堂

虚空蔵法輪寺/本堂

本尊・虚空菩薩像は三大虚空蔵の一つに数えられる仏様です。しかし、秘仏であるのでその姿を拝観することはできないようです。

その本尊を祀っているお堂が本堂なのですが、中を拝観することもできません。法輪寺は十三参りで有名なお寺なのでその際にしか入れないのでしょうかね。

お堂自体は明治時代以降の再建なので、古い建築物ではありません。

★多宝塔

虚空蔵法輪寺/多宝塔

境内にある多宝塔です。特に説明はなく、どのような由緒があるものなのでしょうか?

●法輪寺とは?

寺伝では奈良の僧「行基」が元明天皇の勅願で葛井寺(かどのいでら)を713年に創建したのが始まりとされています。行基は奈良の大仏建立に多大な貢献があった著名な僧です。

713年なので、創建では京都にあるお寺でも屈指の古さになります。

空海の弟子「道昌」が虚空菩薩を829年に安置し、868年に法輪寺と名前を改めました。この道昌は、渡月橋のもとになった橋を架けた人物でもあります。

十三参りでも渡月橋が重要な意味を持ちますので、やはり法輪寺と渡月橋は強い結びつきがあるんですね。

★十三まいりとは?

数えで13歳になった少年少女が、健康に成長できたことへのお礼と、知恵と福徳を授かるために虚空菩薩を参拝する行事です。京都では七五三よりも重要な行事として位置付けられているそうです。

自分の目指すものを示す1字を用意された半紙へ書き写し、祈祷を受けます。帰りに13品のお菓子をいただいて帰り、両親に感謝の気持ちを伝えます。

ここで面白いのは、法輪寺の十三参りでは渡月橋を渡るまで後ろを振り返ってはいけないというものです。なんでも振り返ると頂いた知恵が逃げてしまうとのこと。嵐山から帰る場合、渡月橋を渡らないルートもありますから、橋を渡るルートを選択しないといけませんね。

渡月橋

13歳というのは虚空菩薩が13番目に誕生した菩薩であることからきており、虚空菩薩が知恵の菩薩となったのは、弘法大師が室戸岬の洞窟で虚空蔵求聞持法を行ってから記憶力が飛躍的に増大したことからです。

十三参りの中心地である法輪寺では、4月13日を中日に前後1か月と10月~11月を行事期間としています。

●電電宮

虚空蔵法輪寺/電電宮

法輪寺の鎮守社。法輪寺へ上っていく階段の途中にあります。

神仏習合の流れで法輪寺にも鎮守社が作られましたが、道昌の時代に空から明星が降り注いで虚空菩薩が出現したということから、明星王子を主神として雷神「電電明神」を祀りました。

電気の神様ということで、1956年に近畿電波監理局長・平林金之助が電電明神を電気電波の祖神として祀ったのが電気電波の神となったきっかけです。

このことから電気,電波関係の会社の信仰を集めています。

●アクセス

法輪寺の場所は渡月橋を渡った南側にあり、最寄駅は阪急「嵐山駅」になり、徒歩3分程度です。嵐山駅には京都バスのバス停「阪急嵐山駅前」もあるので、京福電車やJR「嵐山駅」から来た場合は、歩くのがしんどければ、バスがお勧めです。

車の場合は、参道入口前に法輪寺の駐車場があります。ただ、一日1000円と割高なので、付近の時間制のパーキングに停めた方がいいかもしれません。30分200円程度ですが、法輪寺は境内拝観だけなら30分でことたります。

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