永観堂のみどころ 京都屈指の紅葉の名所と見返り如来

9月17日にみかえり阿弥陀如来で有名な永観堂へ行ってきました。

阿弥陀如来はふつうは前を向いているのですが、ここの阿弥陀如来は左側を向いて振り返る変わった姿をしています。「千年の古寺」という専門誌にここの阿弥陀如来が紹介されており、見てみたくなりました。

永観堂はみかえり阿弥陀だけでなく、京都のみならず全国でも屈指の紅葉の名所としても有名なんですね。むしろこちらのほうが有名であるようです。

永観堂というのは通称で正式名称は禅林寺といいます。ネット検索でもこちらの名称で出てくる場合もあります。永観堂という通称は、かつて禅林寺にいた永観という名僧の名前からきています。

863年に弘法大師の高弟・真紹僧都が真言宗の寺院として創建したのが始まりです。鎌倉時代の住職・静遍僧都が法然上人の教えに帰依したことから浄土宗となりました。

●アクセス~駐車場

車で行くとかなりここは行くのがややこしかったです。白川通りから入っていくのですが、永観堂付近の道は一方通行が多く、入るところを間違えると到着できません。私も何度か行ったり来たりしてました。

事前に通れる道を調べておくことをお勧めします。

駐車場は総門をくぐってすぐ左側にあります。境内にある面白いタイプです。調べた時にはあまり停められないということだったのですが、10台ぐらいは停められそうな感じです。

永観堂/駐車場

●総門

永観堂/総門

永観堂の正門です。駐車場が中にあり車で通過が可能です。

●中門

永観堂/中門

永観堂の拝観受付があります。ここで拝観料を支払います。拝観料は大人ひとり600円です。

●大玄関

永観堂/大玄関

ここからが永観堂のメインです。ここで靴を脱ぎ大玄関から山上の阿弥陀堂まで堂内を移動していくことになります。正確には複数のお堂を移動するのですが、お堂同士は渡り廊下でつながっておりそのまま移動することになります。

大玄関には受付があり、御朱印の受付もここでやっています。希望者が多いようで、40分ぐらいかかると言われましたので、諸堂拝観前に依頼するのをお勧めします。

永観堂/御朱印

●唐門

永観堂/唐門 永観堂/盛り砂

天皇の使いが通った勅使門です。釈迦堂との間に変わった形の盛り砂がされており、かつて勅使はこの砂で身を清めてから堂内へ進んだそうです。

●釈迦堂

室町時代の建立で本格的な書院造。鮮やかな襖絵を見ることができます。

ここから先は山の斜面を回廊が沿って建てられておりそこを進んでいく形になります。廊下を登ってくという変わった進み方をしていきます。

★悲田梅

永観堂/悲田梅

永観が貧しい病人に施したという梅です。

●御影堂

浄土宗の開祖・法然上人をまつるお堂。大正時代の建築です。

本尊をまつる阿弥陀堂より大きいため、本堂と間違えてしまいました。長椅子が多数おかれており、斜面を登る形になる永観堂参拝ではいい休憩場所になります。

●阿弥陀堂

永観堂/阿弥陀堂

ご本尊「みかえり阿弥陀如来」が祀られているお堂です。廊下を通っていける最終地点でもあります。

阿弥陀堂は御影堂よりも一段高いところにあるのですが、自由に使えるエレベーターが御影堂の裏にあり、徒歩での移動がしんどい人はそちらを使うことも可能です。

1597年の建立。※写真は外から撮影したもの

★みかえり阿弥陀如来

永観堂/みかえり阿弥陀

禅林寺の僧であった永観が出会った阿弥陀如来を写した立像。1082年,永観の前を歩く阿弥陀如来が励ますために振り返った姿とされています。

遅れるものを待つ姿勢,思いやり深くまわりを見つめる姿勢,人々と共に正しく前へ進む阿弥陀様の慈悲が表されています。

阿弥陀如来立像ですが、左側を向く姿が珍しい仏像で「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。重要文化財指定。

平安時代末期の作品でこのタイプの仏像は日本国内では永観堂のものが最古になりますが、中国では北宋時代から見られるようです。

サイズは本尊としては小さく、77.6cmとなっています。

正面からだと顔が左側しか見えませんが、収納されている厨子は左右も開いており三方から姿を見ることができます。

とはいっても小さいのとそれほど近づいては見れないのであまり姿はわかりません。おまけに金網がされているので余計見えにくです。境内の売店では大きいサイズの写真が2枚組で販売されており、姿はそちらの方がよくわかります。

ちなみにみかえり阿弥陀の写真はこれしか販売されていません。

●臥龍廊~開山堂

永観堂/臥龍廊

御影堂から登っていくと、廊下がT字路になっており、阿弥陀堂側と開山堂側へ向かう道が分岐します。

このうち、開山堂側へ向かう廊下は臥龍廊(がりゅうろう)とよばれています。山の斜面に沿って木を組み合わせた廊下で起伏が激しく龍の体内を歩いてるような錯覚を覚えることからこの名前がつけられています。

阿弥陀堂を目的地にしていると見逃しがちになるので注意が必要です。ちなみに、多宝塔へ向かうルートでも途中、開山堂から臥龍廊へ上がることができます。

★水琴窟

永観堂/水琴窟

阿弥陀堂ルートと開山堂ルートの分岐にある井戸です。

井戸の上には竹が敷き詰められており、ここに水を落とすと琴管楽器のような音色を聴くことができます。私は最初間違って陶器の皿の方へ水を落としていましたが、それだと音が鳴りません。竹の方なのでお間違え無く。

●多宝塔

永観堂/多宝塔

永観堂でもっとも高い位置にある建物です。建物自体は1928年のもので古いものではありませんが、この場所からの京都の展望がすばらしいのでおすすめです。

ルートは阿弥陀堂へ行く時とは全く違い、大玄関からは上がらず、外から斜面を登っていく形になります。それなりにハードなので体力のない人は注意が必要です。

このルートの途中から寄り道をすると、堂内からは確認できなかった阿弥陀堂の外観が見れたりするので寄り道もお勧めです。

●もみじの永観堂

永観堂/放生池

永観堂は紅葉で有名で「もみじの永観堂」とも呼ばれます。実際に境内にある木々を見てもほとんどが楓でした。

斜面に植えられている紅葉が一斉に紅葉したらさぞ美しい光景になるでしょうね。シーズンになると、参拝者にあふれ、入場にも行列ができるほど並ぶそうです。シーズン真っ只中は避けて12月とかのシーズン終わりとかにしたほうがいいかもしれませんね。

この日も9月だというのに何本か楓が紅葉していました。予想外に早く紅葉が見れてちょっと得した気分ですね。

永観堂/紅葉

スポンサーリンク
スポンサー