平城宮跡のみどころ 

平城京は、710年~784年までの間に都が置かれていた場所です。別名は平城宮ともいい、場所は奈良市の西大寺~新大宮の間にあり、奈良市の中心部付近となります。

平城宮跡は、子供のころに凧揚げなど遊び場にしており、奈良の人には結構なじみのある広場だと思います。大人になってからも近鉄電車に乗っていると、路線から鮮やかな朱色の朱雀門を見ることはありましたが、最近は平城宮跡に行くことはありませんでした。

寺社巡りを始めて奈良時代由来の寺社も行くようになったのですが、その中で平城京の話もよく出てきます。そんな中で寺社ではないんですが、再建された大極殿を見たことが無いのもあっていきたくなってきました。

そんか理由で今回は車で訪問することにしました。

各施設は営業時間9時~16時30分まで(入場は16時まで)なので早い目に行かないとまわれませんよ。

●遺構展示館

平城宮跡/遺構展示館

平城宮跡には複数のスポットがあるのですが、最初に到着したのが遺構展示館です。

駐車場も隣接していて阪奈道路から西大寺側に入っていく途中にあるので行きやすい場所にあります。

平城宮跡は全域が無料ですが、それだけに公営となり社会科学習の場的な要素が強くなっています。域内の資料館でもいわゆる有料の博物館のような楽しませるような要素は少なく、ただシンプルに展示するというスタイルをとっています。

しかし、実は展示してる物自体は博物館にも匹敵するものだったりします。古さなどから見ても全て奈良時代ですから寺院などにあるものより貴重なものもあるように思えます。

遺構展示館は発掘調査で見つかった奈良時代の遺構や発掘物を発掘時のまま保存・展示している施設です。みどころは、発掘時の状態で保存された遺構ですが、私はむしろ発掘品の方に興味を抱きました。

★遺構

平城宮跡/遺構

遺構展示館のメインとなる遺構です。館内のものと館外にある遺構と水路跡があります。

★井戸

平城宮跡/井戸

奈良時代の発掘再現された井戸です。井戸というと石造りのものは古いものでも残っていますが、木造のものはなかなか見る機会はありません。

★磚(せん)

平城宮跡/磚

奈良時代のレンガです。建物の基壇や通路に使われていました。

レンガというと文明開化はじめて明治時代に西洋から入ってきたものと思われがちですが、実は奈良時代からありました。

平城京だけではなく、同じ時代の東大寺などの寺院や時代は下って平安京にも使われていたようです。レンガは優秀な素材ですが、湿気をため込むため湿度の高い日本には向かなかったらしく、平安京で使われた以降は消えていきました。

★瓦

平城宮跡/瓦

奈良時代の瓦です。発掘した瓦で第二次大極殿の屋根を一部再現しています。古い瓦の展示は珍しくはありませんが、このように実物を組み立てて表現しているというのは珍しいです。

瓦の展示に加え、奈良時代の瓦と現在の瓦の持ち比べもできます。

●平城宮跡資料館

平城宮跡/資料館

遺構展示館から道路を西大寺方面にすすむと平城宮跡資料館があります。こちらにも駐車場があり、車での移動が可能です。

平城京の建物模型や、発掘のジオラマなどを展示していますが、こちらにも遺構展示館と同様に発掘品が展示されています。

また、平城宮跡の中心的な施設で土産物コーナーもこちらにあります。

★土器類

★木簡

平城宮跡/木簡(呪い)

奈良時代の文書といえば木簡が有名ですね。紙が普及していない時代薄い木屑に文字を書き文書としていました。平城宮跡でも多数の木簡が出土しているようです。

写真の木簡は呪いの儀式に使われたものです。恐ろしいですね~

★古銭

平城宮跡/和同開珎

古銭類もたくさん出土したようで展示されています。奈良時代の通貨として有名な和同開珎も展示されています。

●第一次大極殿

平城宮跡/大極殿

大極殿は平城宮でも中心的な建物で国家儀式で天皇がおでましになる場所で、平城遷都1300年祭をきっかけに再建されました。

大極殿は平城宮には2つありますが、平城遷都当初から恭仁京に移転するまでにあったのがこの第一次大極殿です。第二次大極殿は恭仁京から平城へ再度遷都されてからできた大極殿のことです。

再建された大極殿は平城宮跡でも目玉スポットとなっており、私も今回一番見たい建物でした。朱色に彩られた巨大な重曹の建物は圧巻で内部も入ることができます。正面は実際は扉なしの開放であったようなのですが、保存上の理由からかガラス戸が取り付けられています。

ちなみに大極殿の構造は資料が残っておらず、法隆寺金堂などを参考に設計したようです。

ちなみに、大極殿は近くに駐車場がないので直接車でいけません。資料館に停めて歩いて向かいました。

★内部は?

大極殿の中は入ることもできます。内部の壁面には四神や十二支が描かれており、天皇の玉座である高御座や大棟中央飾りが安置されています。

平城宮跡/大極殿内部1 平城宮跡/大極殿内部2

●朱雀門

平城宮跡/朱雀門

朱雀門は平城宮の正門であり、奈良時代にあった12ある門のうち最も重要な門でした。奈良時代にはこの前で外国使節の送迎が行われたり、催しがおこなわれたりしていました。

平城宮跡の建物としては、1998年と最も早く再建されました。

この門が開いてるのは9時~16時30分まで。門をくぐれるのは16時までとなるので注意が必要です。しかも休門日というのがあって、月曜日は開いておりません。※祝日除く

車の場合、奈良市の主要道路である阪奈道路沿いにあるのでアクセスよさそうなのですが、実は一般車両は近くに停められません。宮跡の南西にある駐車場からアクセスすることになります。

私は邪道ですが、近くの喫茶店に停めていきました。もちろん戻ってからは客として入店してますよ(笑)

●東院庭園

奈良時代の庭園を再現したもので、最初の日本庭園と言われています。特別名勝指定。

営業時間内に到着できそうになかったため今回は行けませんでした。

●終わりに

平城宮跡は公営なだけに教育的な部分が多く勉強にはなるものの、興味ない人には退屈になってしまうところがあるかもしれません。ただ、そのためか全館無料というのはすばらしいと思います。

平城宮跡は広大であるのと、施設間の距離が長く、屋外を歩いている時間が長いので夏の暑い日や冬の寒さが厳しい日などはそれなりの対策をしていかないと厳しいと思います。この日も暑い日で同伴者はクタクタになっていました。

ちなみに各施設はあまりエアコン効いてなさそうです。前にも書いていますが、各施設は16時には入場終了となってしまうので、すべてを周るのであれば、かなり早い目に平城宮跡に到着している必要があります。私は13時に到着して東院庭園だけは周れませんでした。

平城宮跡にはスタンプラリーがあり、各施設で台紙はもらえます。スタンプポイントは遺構展示館,資料館,第一次大極殿,朱雀門,東院庭園です。

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