大原三千院のみどころ 極楽院の正座をする阿弥陀三尊像

三千院/極楽院

大原三千院を代表するみどころに「往生極楽院」があります。

三千院の紹介で仏像写真が掲載されるときはたいていがこの極楽院の本尊である「阿弥陀如来坐像」です。

場所は、苔の大海原で有名な有清園の中心部にあります。

この極楽院は天台浄土教の大成者である恵心僧都源信が両親の菩提を弔うために建立したものという寺伝がありますが、実際には12世紀の建立であるようです。

とはいえ三千院移転前からあるお堂で、極楽院という別のお寺があったところに吸収する形で三千院が移転してきました。

極楽院自体は非常に小さいお堂で内部は巨大な阿弥陀三尊だけでいっぱいいっぱいになっています。小さいお堂に大きい仏像を収蔵するということで、天井を舟形にくぼませています。これは舟形天井と呼ばれ、寺院建築では珍しいものとなっています。

この舟形部分には極彩色の天女などが描かれているそうなのですが、内部は暗く、まったく肉眼では確認できませんでした。

この極彩色の絵柄は出口近くにある円融蔵で復元されたものを見ることができます。

小さいお堂なので、外からでも内部の阿弥陀如来像を見ることができますが、脇侍の菩薩像はよく見えませんので中に入る必要があります。

三千院/極楽院2

●国宝・阿弥陀三尊像

三千院/阿弥陀三尊

極楽院と同様に平安時代12世紀の仏像で、国宝指定されています。

脇侍の観世音菩薩(右)と勢至菩薩(左)は少し前かがみで正座してひざまずく、「大和坐り」で表現がされていることで有名です。

正座は古墳時代からあるにはあったようなのですが、普及したのは江戸時代初期からで、正座をする仏像というのは大変珍しいものです。

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