曼殊院門跡 呪いの幽霊掛け軸とは?

テレビ番組でいわくつきの幽霊の掛け軸が紹介されているのを見て、大変興味を持ちました。元々、そのような心霊系の話が好きなんですが、身近でそのようないわくつきの幽霊画を見れるところがないか調べてみました。

そうすると、京都に一か所「曼殊院門跡」という左京区にある寺院に「幽霊の掛け軸」というものがあるということがわかりました。

この幽霊掛け軸はなんでも撮影すると不幸が降りかかり、撮影した人が結局ネガごと寺院に渡しにくるというものらしいです。

なんだかゾクゾクします。今まで寺社巡りは歴史的な文化財を拝観することが主な目的でしたが、今回は幽霊画を見に行くということで、オカルトチックな内容となります。

●曼殊院門跡はどういう場所にある?

曼殊院/周辺

曼殊院は山の傾斜地にある住宅地を抜けた先の静かな場所にあります。私が行ったときは本当にこんな住宅地に寺院があるのかなという感じでした。

観光地ではない場所なので、雑踏のない静かな雰囲気がいい感じですが、幽霊の掛け軸があることを考えるとちょっと怖い感じがするかもしれませんね。

最寄駅は叡山鉄道「修学院駅」ですが、徒歩20分とかなり歩きます。途中ルートによっては神社の境内を抜けていくことになるので方向間違ってないか不安になったりもしました。ただ、要所要所に曼殊院の方向を示す案内があるのでたどりつけたという感じです。

●曼殊院門跡ってどんなところ?

曼殊院/竹の内御殿

門跡寺院というのは、皇族の方や摂関家のような高貴な人物が住職となってきた寺院のことをいいます。

伽藍構成も一般の寺院とは異なり、宸殿や御殿があることが多くみられます。曼殊院の場合には宸殿がなくなっており、御殿のみの構成となっています。

参拝はこの御殿の中をまわることになります。御殿だけといっても、非常に広いうえにまるでお寺というよりかは古い日本屋敷のような感じです。

曼殊院/廊下

書斎や台所など複数の部屋がありこのまま住めそうです。風通しが良いので真夏でしたが、暑くなく涼しかったです。

参拝客は少なく、職員さんも受付ぐらいしかいないので、人っけがあまりなく私には落ち着いた雰囲気です。人によっては寂しい感じに感じ取れるかもしれません。暗くなると何かでそうな感じもうけます。

御殿の中であれば立ち入り禁止エリアを除いて、順路は定められているものの自由に回る感じです。ところどころ曼殊院所有の寺宝が展示されていたり、重要文化財級の仏像が置かれていたりしますが、基本的には御殿の雰囲気や美しい庭園を味わうという感じです。

曼殊院/庭園

●幽霊の掛け軸

本題の幽霊の掛け軸の話に移りますね。

掛け軸は寺院の所有ですが、他の寺宝のようにホームページやパンフレットで案内はありません。なので、行ったときは本当にあるのか疑問でした。

展示されている場所は御殿の順路終盤の台所近くの廊下に掛かっています。

掛かっている幽霊の掛け軸は2枚並んでかけられています。照明は暖色の白熱電球で照らされ提案す。

向かって左側は初老の黒髪が長い女性で体を横に向け立っていますが、顔は正面を見ています。服は白装束で表情は無表情です。サイズは掛け軸に対して三分の2ぐらい大きめに描かれています。足は掛け軸の範囲に収まっておらずあるかないかはわかりません。

向かって右側の絵は、長い黒髪女性が斜めを向いている絵です。こちらは怒りの表情を表しており、白い装束には赤子のような顔が浮き出ています。衣装が下にいくにしたがい垂れて細くなっており、足は無さそうです。

幽霊自体は掛け軸に対して小さい絵で四分の一ぐらいです。

危険な絵だとは聞いていましたが、掛け軸の上に「撮影厳禁」の注意書きが・・・「撮影されますと差し障りあることがおこることがあります」のようなことが書かれています。

絵自体はそれほど恐ろしいものではないのですが傍にいると、軽い頭痛がおき、体が重くなってきました。長い時間絵の前にいるのはしんどかったので、他をまわりつつ時々絵の前に戻ってきて鑑賞するというのを繰り返していました。

何度やっても長い時間は見てられません。御殿の他の場所は清々しい空気なのに幽霊画の前だけはしんどい気分になります。

直接聞いたわけでなくネットでの情報ですが、旧家の持ち物だったのを問題があり、曼殊院に奉納したらしいです。問題の掛け軸はもうなく、入れ替わってるという話もありますが、あの雰囲気は入れ替わっていたとしても、やはりいわくつきの掛け軸なのではないかと思います。

だとしたら、噂レベルの心霊スポットよりもずっと恐ろしいもののような気がしますね。

写真は撮影すると危険が伴うためできませんでしたが、どうしても気になる方はこちらのリンクに他サイトの画像がありますので自己責任で見てみてくださいね。

●幽霊画の他にどんなものがあるの?

★絹本著色不動明王(黄不動尊)

曼殊院/黄不動

三井寺(園城寺)の黄不動を模写したものです。模写の本物は京都国立博物館にあるということも聞いたのでここにあるのはレプリカでしょう。表面もレプリカらしくテカテカしてました。模写の本物は国宝です。

★古今和歌集(曼殊院本)

古今和歌集の写本で国宝。11世紀に書かれたもの。藤原行成の書。ショーケースに入れて展示されていましたが、綺麗すぎましたので本物かはわかりません。

★阿弥陀如来坐像

平安時代の作品で重要文化財。大書院の床の間に本尊の阿弥陀如来立像とは別に安置されています。

もうすぐに非公開になるようなことが書かれていましたのでもう見れないかもしれません。

●御朱印は?

曼殊院門跡/御朱印

御朱印は入口の受付でいただけます。御朱印張を預けて御殿内を拝観、帰るさいに受け取るとるというスタイルです。帰るときに頼んでもいいんでしょうが、受付や売店も兼任なので時間がかかるかもしれませんね。

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