嵐山・天龍寺のみどころ ~見事な雲龍図と庭園~

嵐山は京都でも代表的な観光地で渡月橋や竹林が有名です。ですが、京都ですから有名な寺院は無いのでしょうか?

嵐山の寺院はいくつかありますが、有名なのが天龍寺,法輪寺,清涼寺でしょう。

中でも、世界文化遺産にも登録されている天龍寺は嵐山に行くなら必ず押さえておきたいお寺でしょう。

Tenryu-ji

●天龍寺とは?

臨済宗という禅宗のお寺で、天龍寺派の大本山です。京都五山の第一位の寺格を誇る大寺院です。かつては嵐山全体が境内でした。

創建は1339年で室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を菩提を弔うために開山されました。開山は夢窓国師で作庭の庭園は国の特別名勝第一号に指定されています。1994年には世界文化遺産にも指定されています。

嵐山でも渡月橋から竹林に続くメインストリートの途中にあり、立ち寄りやすい場所にあります。

●法堂

Tenryu-ji/Hatto

天龍寺は創建以来8度火事で焼失しており、最後の火事が明治維新の薩摩藩の砲火によるものでほとんどの伽藍は焼失したのですが、禅堂だけは無事でした。その禅堂を移築し仏殿兼法堂としたのがこの建物です。

この法堂のみどころはなんといっても天井一面に描かれた「雲龍図」でしょう。

直径9mの円の中に巨大な龍が描かれています。この龍は「八方にらみ」として描かれており、どこから見ても自分が睨まれているように見える不思議な絵です。

雲龍図はもとは明治時代に鈴木松年画伯により和紙で描かれたものでしたが、損傷激しく修復不能になり、平成になって新たに加山又造画伯により描かれました。

雲龍図は通常公開しておらず、特別公開時だけ見ることができます。法堂の拝観料は本堂や庭園とは別で大人500円かかります。内部は撮影禁止。

天龍寺/龍雲図

●朱印所

法堂の隣にあり、本堂へ向かう途中にあるのでわかりやすいです。

天龍寺の御朱印は墨書きでは無く、スタンプを押すタイプとなっています。値段は他と同様300円です。御朱印帳が無くても紙だけで頂くこともできます。

●本堂

Tenryu-ji/kuri

天龍寺の本堂と呼ばれている部分は庫裡,大方丈,書院と渡り廊下をつないで多宝殿という構成になっています。いづれも別の建物ではありますが内部でつながっており自由に行き来できます。

本堂を構成している建物は全て明治維新で焼失しており、それからの再建となっている新しいもので綺麗な状態です。

本堂のみどころは、大方丈の縁側から見る曹源池を中心とした日本庭園と襖に描かれた龍図でしょう。方丈には天龍寺の本尊である平安時代の釈迦如来が安置されていますが、顔が隠れているのと暗いためはっきりと見えません。

内部は板間と畳の部屋が広がっており、写真撮影は自由。畳で横たわったりするのは禁止となっていますが、ほとんどの部分は自由に立ち入り可能となっています。

Tenryu-ji/Hondo

★達磨絵

Tenryu-ji/Darumae

達磨絵は庫裡入り口すぐにあります。禅宗の開祖である達磨大師の大きな絵なんですが、グッズがあるなど天龍寺のシンボルになっています。

それだけに観光客がよく記念撮影している風景を見かけました。

★雲龍図(襖絵)

Tenryu-ji/Unryu-zu

大方丈にある龍の襖絵です。作者は18世紀の画家「曾我蕭白」。

この絵は精巧なレプリカであり原本はボストン美術館所蔵となっています。方丈内ではこの絵に関するビデオが上映されていました。

★曹源池庭園

Tenryu-ji/Sogen-garden

大方丈からはこの曹源池を中心に庭園を見ることができ、縁側に座り庭園を眺める観光客が大勢いました。

この曹源池は天龍寺を開山した夢窓国師の作庭で、案内によると「左手に嵐山,正面に亀山・小倉山を借景した池泉回遊式庭園で、優美な王朝文化と禅文化が巧みに溶け合った庭」とのことです。

国の特別景勝地指定第一号で最古の回遊式庭園です。

●庭園

Tenryu-ji/Sogen-garden2

庭園部は本堂とは別の入り口となっており、直接本堂から庭園へ降りることはできません。

料金は大人500円。本堂も拝観する場合はプラス100円となっています。

曹源池をはじめ、天龍寺の境内の半分以上を庭園が占めており、四季折々の花を楽しむことができます。

この日は藤とつつじが見ごろとなっていました。

Tenryu-ji/Fuji  Tenryu-ji/Tutuji

★大方丈

Tenryu-ji/Dai-hojyo

大方丈は本堂の一部として内部は拝観できますが、その全容が外から見れるのは庭園からだけです。大方丈の写真を撮りたい方は庭園へ行く必要があります。

★龍門亭(篩月)

Ryumon-tei

夢窓国師が選んだ天龍寺十境のひとつである「龍門亭」を再現した建物です。ここは天龍寺直営の精進料理店「篩月」となっています。

ここも庭園内にあります。

★北門(竹林側)

Tenryu-ji/North Entrance

天龍寺には渡月橋から続くメインストリートから入る門以外に、竹林側から入る門もあります。

こちらにも受付があり、入る時は料金が必要です。注意したいのは再入場不可なので、竹林へそのまま行きたい人以外は戻るのが無難でしょう。

●あとがき

Arashiyama/Tgetu-bridge

京都・嵐山へ観光へ行けば、どうしても渡月橋や竹林に目が行きがちですが、今回紹介した天龍寺のような立派な寺院もあります。

他にも著名な寺院はありますので嵐山へ行く際は足を延ばしてみてはいかがでしょうか?嵐山観光の幅が広がること間違いなしです。

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