東福寺のみどころ ~京都最大の紅葉の名所~

東福寺は京都でも特に紅葉で有名で、京阪やJR「東福寺」駅から歩いていけるとアクセスの便もいい人気のお寺です。

私も京阪沿線に住んでおり行きやすい場所にあるのですが、なかなか行けずじまいでした。

2月25日に近くの泉涌寺へ行く機会があったということで東福寺にも参拝することにしました。

★東福寺とは

東福寺は鎌倉時代に摂政・藤原(九条)道家が藤原氏の氏寺である法性寺跡(京都伏見区と東山区の境界付近)に奈良の東大寺と興福寺に匹敵する大寺を建立することを目的に創建。開山に聖一国師がまねかれた。

東大寺に対抗し高さ15mの京都大仏を設置(現在は焼失)。1236年から19年かけて京都最大の伽藍を完成させました。

天台・真言・禅の三宗兼学の寺として発祥しましたが、鎌倉時代末期の火災により伽藍の大部分を焼失。室町時代に復興しています。

創建当時より寺域は縮小していますが、現在でも25の塔頭をもつ大寺院です。

●通天橋

東福寺・通天橋

仏殿と開山堂を結んで架かる橋であり、下には渓谷・洗玉澗が広がっています。この洗玉澗には多数の楓が植えられており、晩秋になると京都を代表する紅葉の名所となります。中でも、黄金色に染まる三つ葉楓というのは開山の聖一国師が宋から伝えた楓と言われており珍しいもののようです。

通天橋は有料であり、橋の入り口で400円を支払い入ります。橋はギシギシすることは無く普通の橋のような渡り心地です。調べてみると1959年の再建で、橋脚部分は鉄筋コンクリート製であるようです。ギシギシしなのも当然ですね。

ちなみに、通天橋は仏殿とつながってはいますが、そちら側へはいけません。

眼下には洗玉澗が広がっていますが、あいにく冬という季節のためどの木も葉は落ちてしまっています。逆にいえば、これはほとんど楓ということで秋になればすごい紅葉の景色が広がるのだと思います。

他の参拝客の話を横で聞いていたのですが、紅葉の時期になればものすごい人が来て通天橋も並ぶそうです。紅葉の時期に参拝するときは要注意ということですね。

この日の東福寺の来客状況は平日のシーズンオフということがあってか一部外国の団体客はいましたが、まばらな感じでした。

洗玉澗には降りることもできます。渓谷の中に愛染堂という鮮やかな朱色の八角堂があります。何の案内も無いんですが、このお堂は南北朝時代の貴重なお堂なんですね。中には愛染明王像がありますが、普通は真っ暗で見えません。下の写真はデジカメで高感度モード撮影したものです。

東福寺・愛染堂内部

★開山堂

東福寺・開山堂  東福寺・開山堂内部

通天橋から小山の階段を登っていったところにあるお堂です。ここは通天橋からの有料エリア内にあり、通天橋で料金を支払えばそのまま行けます。

開山堂では東福寺開山の聖一国師を祀っています。中には入れないんですが、扉の格子越しに内部の様子をうかがうことができます。開山堂の前に広がる庭園も美しいので一見の価値がありますね。

★洗玉澗の紅葉の隠れスポットとは?

洗玉澗は紅葉の名所であり、通天橋からの眺めが一番間近なんですが、実は他にも眺めの良いスポットがあります。それが、臥雲橋からの眺めです。

臥雲橋は実は境内には無く外にありますので、境内をいくら探しまわってもありません。といっても、東福寺駅から来て日下門を通ってきた場合、通ってくることになるので見つける方も多いと思います。通天橋もやや小さくなりますが、ばっちりおさまります。

この臥雲橋は有名な通天橋とともに東福寺三名橋の一つとなっています。

下の写真は臥雲橋からの眺めです。

臥雲橋からの眺め

三名橋であとひとつは境内の龍吟庵近くにある偃月橋(りんげつきょう)という橋です。この橋は龍吟庵か即宗院へ行く時に通る橋なのですが、これは普段は非公開なので見逃してしまいがちになると思いますが、通天橋と違い、近年の再建では無く、桃山時代の建築となっているので一見の価値があります。

偃月橋からの眺めは木々がうっそうと茂っており、遠くまでは見えませんが、紅葉の時期には間近で紅葉が見れることでしょう。

●庫裡~方丈

東福寺・庫裡

通天橋と同じくこちらも有料となっています。年中公開している有料エリアとしてはここと通天橋で全てとなります。

拝観受付を庫裡で行っており、そこから方丈の方へ入っていきます。拝観料は400円。みどころは昭和の名作庭家「重森三玲」の方丈庭園である「八相の庭」であるそうですが、昭和の庭園ということで私は興味をひかれることが無く、拝観しませんでした。

ただ、御朱印が庫裡でもらえるそうなのでもらえずじまいになってしまい残念でした。

拝観の方で注意なのは方丈は通天橋よりも拝観受付締切が早そうなのです。この日も午後3時半には終了していました。入りたいなら早めに行った方がいいと思います。

●三門

東福寺・三門

三門は鎌倉時代以降の創建のお寺にはよく見かけますが、たいてい実際にくぐれます。この三門はなぜか周りを柵で囲まれておりくぐることはできません。室町時代再建の国宝ということと境内の通行上で特に通る必要が無いというためでしょうか。

東福寺の三門は境内の外へはつながっておらず門の役割はありません。

内部は多数の仏像や極彩色の天井絵などがあるとのことですが、普段は非公開。特別拝観時のみ公開となります。

●本堂(仏殿)

東福寺・本堂 東福寺・釈迦三尊

東福寺の法堂を兼ねた本堂です。1881年に焼失し、1934年再建されました。

普段は非公開ですが、格子から中の様子がかなりわかります。本尊は釈迦三尊像で、中尊は釈迦立像、脇待は釈迦の弟子である阿難と迦葉。焼失後に塔頭の万寿寺より移されたもので鎌倉時代の仏像となっています。

この本尊も遠いですが格子越しにしっかり拝観することができます。

●おわりに

今回は午後3時と遅めの時間から行ったために方丈は入れず御朱印ももらえずでした。次回行くことがあればぜひ早めに行き頂きたいです。

境内は非常に広く、現存する最古の禅堂など歴史的な建築物はたくさんあるのですが、通常公開してるのは方丈と通天橋のみで、この二つが主な東福寺の見所になります。

帰りは東福寺駅からではなく京阪「鳥羽街道」から帰りましたが、こちらの方が東福寺からは近く線路沿いを歩いて行くだけなので経路も簡単でアクセスしやすいように感じました。(東福寺駅からは結構複雑な経路をたどります)

この日は即宗院が特別公開しており、拝観させていただきました。近日、記事を書こうとおもいますのでよかったらご覧くださいね。

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コメント

  1. 石原千弥 より:

    初めまして。
    関西でテレビ番組制作のスタッフをしております者です。
    ブログに載せておられる写真を番組で使用させて頂くことは可能かお伺いしたく、ご連絡させて頂きました。
    お手数をおかけして申し訳ございませんが、詳細をお話させて頂きたく、一度以下のアドレスにご連絡頂けませんでしょうか?

    ご検討よろしくお願い申し上げます。