東寺のみどころ① 食堂,大師堂,宝物館

東寺・南大門

京都市内に東寺というお寺があります。近鉄電車で京都線を使っている人なら同名の駅名はお馴染みかもしれません。その東寺駅近くにあるお寺が「東寺」です。

京都観光コースにはあまり入っていないお寺だと思われるので知名度は今一ですが、境内にある古塔としては日本一の高さを誇る五重塔は京都のシンボルとなっています。

また、東寺は朝廷より弘法太子・空海に与えられてからは真言宗の総本山となっている重要なお寺です。真言宗といえば金剛峯寺も総本山でそちらの方が有名ですが、金剛峯寺は高野山真言宗の総本山となっており、真言宗の別宗派です。

私も以前は近鉄電車を使っており東寺の五重塔はよく車内から眺めていたのですが、当時へは参拝したことはありませんでした。

しかし、東寺は京都でも屈指の貴重な仏像の宝庫と知り、今回参拝することにしました。

東寺には無料エリアと有料エリアがあり、それぞれにお堂がありますが、重要なお堂や仏像があるのは有料エリアです。有料エリアの料金は通常では大人500円ですが、特別拝観をやっていることも多く、その際は料金が上がることがあります。お堂ごとの拝観料では無いため、特別拝観の対象となっているお堂へ行かなくても特別拝観料がとられます。

拝観料詳細はこちら

ちなみに私が参拝した時は五重塔初層内部の特別拝観をやっており料金800円でした。

東寺のオススメスポットとしては、有料エリアの講堂,金堂,五重塔、そして、無料エリアでは食堂と開館時は有料になる宝物館となります。

今回は無料エリアのみの紹介となります。

●食堂

東寺・食堂

食堂とは僧侶が生活の中に修行を見出す場所でありますが、現在は納経所となっています。

境内のほぼ中央にあり、かつては主要伽藍の一つでした。1930年に火災で焼失、現在の建物はその後の再建となっています。

主要伽藍であっただけに千手観音像をはじめ重要な仏像も多数あったのですが、火災時に大半が移動、現在食堂に残ってるのは表面が炭になってしまった四天王像2体のみです。ダメージ食堂の本尊である千手観音像も火災時は残されたのですが、奇跡的に損傷が軽く、修理され宝物館へ移動されています。

なお、食堂内ではレプリカの千手観音像が安置されています。

★御朱印

御朱印は食堂内で頂くことができます。御朱印の種類は多数あり頂くときに聞かれるので選択可能ですが、基本は「弘法大師」となります。他の御朱印は「大日如来」「薬師如来」「千手観音」などがあります。値段は他と同様300円。

数種類の御朱印帳も販売しており、東寺の御朱印「弘法大師」があらかじめ朱印済みとなっています。デザインは無地や模様の入ったもの。標準サイズの物と小さいサイズがそれぞれに設定されています。値段は1300円~1800円となっています。

●大師堂

東寺・大師堂

国宝指定の弘法大師坐像を祀っているお堂で、弘法大師信仰の中心となっています。西院御影堂ともいいます。

1379年に焼失しており、現在の建物は1380年の再建で国宝となっています。

他のお堂は土間ですが、大師堂は南北朝時代のお堂であり、土間では無く、床に上がる形式で参拝します。

安置されている弘法大師坐像は1233年に運慶の子「康慶」によって彫られ、弘法大師を彫刻した像としては最古のものとなっています。

残念なことにこの像は普段は厨子に入っており秘仏のため見ることができません。毎月21日は終日,普段は毎朝6時~7時半の定時法要時に開帳されるようです。

※大師堂は6時開門です。

★弘法大師念持仏・不動明王像

大師堂・不動明王

大師堂の裏にも入り口があり、ここに不動明王の祭壇があります。

この不動明王は弘法大師の念持仏であったといわれており、なんでも 大師が入定(即身仏になりに行く)に高野山へ向かう際に蓮花門まで見送ったという伝説が残っています。なお蓮花門は僧坊にあるため立ち入りできません。

平安時代末期に光背を修理した東寺の管理者がすぐに亡くなったため、一切開帳が行われなくなったいわくつきの仏像でもあります。

誰も見たことがない絶対秘仏ですが、国宝です。

●毘沙門堂

東寺・毘沙門堂

大師堂近くにある小さなお堂です。もともとは食堂にあった毘沙門天像を祀るために江戸時代に建てられましたが、毘沙門天像は現在、お堂には無く宝物館収蔵されています。

ちなみに中は見れません。

この毘沙門天像は東寺へ来る前は現在は無い羅城門にあったそうで、それも日本の仏像では無く唐のものであるそうです。兜跋毘沙門天という特殊な姿をした毘沙門天像となっています。

日本での兜跋毘沙門天の第一号だそうで宝物館に入る機会があればぜひチェックしたい一体となっています。

●宝物館

東寺・宝物館

北大門のそばにあり、東寺の各お堂から移された仏像や絵画,書籍など宝物が収蔵されています。

普段は非公開ですが、春期と秋期に期間を定めて公開されます。

食堂から移動してきた仏像も多くあり食堂本尊の千手観音立像もここにあります。他に代表的なものとして兜跋毘沙門天像や二間観音像などがあります。

●土産物屋

東寺・土産物・仏像

有料エリア拝観受付所の隣にあります。

お寺の土産物といえば、お札やお守りお香、または本や絵葉書などですが、それに加えまるで参道の民営の土産物屋のように様々な木彫りの仏像も販売しています。なかなかの出来で高いですが欲しくなります。

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