陰陽師といえば「安倍晴明」が有名ですが、その安倍晴明が祀られている神社が晴明神社です。 さぞ大きな神社を期待してしまいますが、晴明神社は意外にも大きな神社では無く、わりとどこにでもあるような規模の神社です。
ですが、京都のパワースポットでは定番になっていますね。
創建は1007年、晴明の死後、魂を鎮めるために晴明の屋敷跡に建てられました。応仁の乱後、衰退しましたが、復興したのが今の姿です。
晴明神社の入り口は堀川通り側にありますが、境内を公道が通っており、そちらから入ることもできます。私は堀川通から行かず中の道から入ることになりました。
晴明神社付近は古い住宅街であり、道幅が大変狭く軽自動車でぎりぎりという道が多くあります。また、駐車場は堀川通側からくれば神社のものがすぐ見つかりますが、住宅街側から来ると一般の有料駐車場へ停めることとなります。
私は一般の有料駐車場へ停めました。
住宅地側から来た場合、注意したいのが一の鳥居を見逃しがちになるということ。住宅地側からは2の鳥居をくぐることとなるのですが、これが入り口だと思ってしまうのです。一の鳥居には晴明神社の社名や神名では無く社紋である★印が掲げられているのですが、全国的に珍しく見所の一つになっています。最も安倍晴明らしい部分であるのですが、私は見逃してしまいました。(写真は拾いものです)
晴明神社には本殿はあるのですが、他の建物は社務所と授与所ぐらいしかありません。
授与所では主にお守りが売られているのですが、晴明神社らしく★マークをあしらったものが多く並んでいます。御朱印もここでもらえます。
御朱印は手書きでは無く、スタンプを重ねるタイプです。ただ、このスタンプで「晴明社」という字は1854年に土御門晴雄(つちみかど はれたけ)という人物が書かれ奉納されたものから版に起こしたものであるそうです。
土御門晴雄という人物は当時の陰陽頭であったそうです。
●二の鳥居
私が入ってきた鳥居です。額には神社名が掲げられています。
鳥居をくぐってすぐに四神門がありますが、晴明が住んでいたころは自動で開閉していたという言い伝えがあります。現在では電動で開閉するそうです。
●晴明井
安倍晴明が住居をかまえる以前から湧き出ていたと言われている井戸です。洛中名水の一つで、飲むと病気が治るとか。
今でも飲むことができ、汲むのは1人500mlまでと注意書きがされています。
井戸の上部は神職が立春になるとその年の恵方へ向くようまわすので常に吉祥水が得られるとのこと。
●安倍晴明像
本殿の前に立てられている像です。安倍晴明の肖像画を元に作られました。
●顕彰板
安倍晴明の伝説の中か代表的な10の逸話が紹介されています。
●御神木
樹齢およそ300年といわれる楠。両手を樹皮に当てると力を感じ取れるそうです。参拝した日も両手をあてている人がいました。
●本殿
安倍晴明を祀る本殿です。現在の建物は明治38年に建てられました。
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