江戸時代の仏像の魅力

日本の仏像は古墳時代に仏教が伝来し、制作が始まりました。大陸の仏像を参考にした飛鳥時代~平安時代前期,遣唐使が廃止され、国風文化によって日本独自の仏像が造られるようになった平安時代後期,運慶が登場し、写実性と力強さで仏像が完成された鎌倉時代。

これ以降の仏像は前時代の様式の踏襲ばかりになり名作は出ていないといいます。実際、室町時代以降の仏像は評価が低く、重要文化財以上はほとんど見られません。江戸時代の仏像は現存数が最も多いので所有するお寺も多いのですが、人物像以外はパンフレットなどに掲載されているのをなかなか見かけません。

インターネットで江戸時代の仏像を画像検索しても、寺院所蔵のものはあまり出てこず、yahooオークションで出されているものが多くトップに出てきます。

それぐらい江戸時代に名のある仏像はないんですね。

江戸時代であっても、高名な仏師はいました。運慶の子孫である「康猶(こうゆう)」や自称運慶の子孫「民部」、東京浄真寺の九品阿弥陀像の珂碩(かせき)上人、五百羅漢寺に500体以上の羅漢像を残した「松雲元慶(しょううんげんけい)」など。

これらの仏師の仏像であっても、重要文化財にはならず、自治体の文化財指定までしか受けていません。

しかし、江戸時代だからといって仏像として完成度が低いわけでも質が低いわけでもありません。型にはまってるともいえますが、鎌倉時代に完成された写実性を引き継いでおり、すばらしい造形のものも多く見られます。台座などの彫刻も繊細です。

それに、江戸時代の仏像は意外と身近です。大抵、仏像といって思い浮かべる姿は江戸時代の仏像の形と一致するはずです。江戸の仏は一般家庭の仏壇で安置されている仏像と似た形をしています。

拾いものですが、江戸時代仏像画像を紹介しますね。釈迦如来と阿弥陀如来像です。

江戸時代仏像1  江戸時代仏像3

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