東大寺の大梵鐘 日本3大名鐘「勢の東大寺」

東大寺・梵鐘

大仏殿の東に夢段という階段があるが、そこを東に進んだところに東大寺の梵鐘は存在します。二月堂からの帰りにふいに見つけたのですが、かなり大きい。 鐘突き棒はあるものの、引っ張る縄が無く、普段はつけないようになっているようですが、毎夜8時に僧侶が突いているようです。

梵鐘の重さは26.3トンあり、東大寺創建である奈良時代当初のもの。その特徴は鐘声の長い振幅にあり、日本3大名鐘のひとつ「勢の東大寺」として数えられています。

他の名鐘は「姿の平等院」「銘の神護寺」「声の三井寺」などがあります。

さて、youtube動画で東大寺梵鐘を突く様子を見たのですが、どうもそんなに響きがよろしくないように感じます。鐘つき棒も大きいためか、数人がかりであってもただ棒を鐘へ当てるだけになってるような音色です。

慣れた僧が数人がかりで突かないと本来のいい音色は出ないのかもしれませんね。

●鐘楼

東大寺・鐘楼

鐘楼は梵鐘をつるす為の建物ですが、東大寺の鐘楼は他の建物と同様に焼失しており、奈良時代の物ではありません。鎌倉時代の再建で、東大寺復興に大きな業績を残した重源上人を継いだ栄西禅師が1207年~1210年に再建しました。

栄西禅師は京都の建仁寺を開いた人物でもあります。

●東大寺・除夜の鐘

この東大寺・梵鐘を一般の人でも突く機会が実はあります。それは、12月31日から新年1月1日にかけての除夜の鐘。

東大寺の除夜の鐘は参拝客が8人1組で突き、合計108回突くため、864人が大梵鐘を突くことができるのです。

現地では整理券が配られ、無くなれば受付終了となります。注意したいのは整理券を持っていても並ぶ列から離れると失格となるようです。

●梵鐘というものについて

梵鐘は有名寺院なら大抵あり、「お寺の鐘」というように昔から親しまれている寺院の定番です。ただ、私はそれだけに寺院へ参拝した際に梵鐘はスルーしてしまう存在でした。

あまりにありふれており、同じような形ばかりに見えるからです。それに近年の再建だろうと決めてかかっていたこともあります。ただ、どうも再建でないものも多くありそうです。

鐘楼というのは古代寺院の中核である7堂伽藍のひとつに数えられるほどの主要伽藍です。東大寺や知恩院のように有名梵鐘があるところでは注目するのですが、それ以外でもチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

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