伏見稲荷大社のみどころ② 稲荷山でパワースポットハイキング

伏見稲荷大社は千本鳥居で有名ですが、ここの本当の楽しみ方は稲荷山にこそあります。

稲荷山は232mの低い山ですが、千本鳥居に負けず山頂までびっしり朱色の鳥居が続いており、幻想的なハイキングが楽しめます。

上へ行くほど自然が深くなっていき、森林浴にもなります。

伏見稲荷が外国人人気NO1を維持できることはこのハイキングができる神社であることが大きいようです。外国人はハイキングが大好きなようです。

また、もともと伏見稲荷大社の社は稲荷山にあり、室町時代の応仁の乱で焼失したため現在の山麓の位置に移転してきました。

なので、稲荷山こそが本来の伏見稲荷のパワースポットだと言えます。

●御神蹟とは?

御神蹟とは、太古に神が宿っていた場所であり、昔は祠や社があったば所のことです。

昔の伏見稲荷大社は稲荷山山中にありました。

山中には麓の伏見稲荷大社での祭神がもともと鎮座していた場所もあります。

現在では焼失してしまっていますが、神聖な場所「御神蹟」として祀られています。

稲荷山めぐりではこの御神蹟を中心に回ることとなりますので、意識しておくとより楽しめます。

●稲荷山入り口

稲荷山入り口

稲荷山へは伏見稲荷大社の奥社から入ることができます。

ここからは奥社までと違い石段が続きますのでヒールなどの高い靴ではしんどいかと思いますし、転んで怪我をする可能性があります。

運動靴かスニーカーがおすすめです。

●熊鷹社・新池

熊鷹社 新池

熊鷹社に参拝後、谺ヶ池の畔で手を2回打つとコダマが帰ってきて、それが近く感じれば願い事は早くかない、遠く感じればかなうのは遅くなるといわれています。

また、失踪した人を探す場合、池で手を打つと反響のする方向に手がかりがあるという言い伝えもあります。

多数ある稲荷山の社では山麓の社と違い、お塚がたくさん見られます。

熊鷹社では向かって右手に進むとお塚があるのですが、伏見稲荷大社の古い信仰はお塚だったのかもしれませんね。

●四つ辻

四つ辻

稲荷山中腹にある休憩所です。ここに「にしむら屋」という、うどん屋があるのですが、ここがタレントの西村和彦氏の実家だそうです。

稲荷山では各社付近に茶屋があるのですが、ここはその中でも大規模なものとなっています。

四つ辻からは山頂へ向かう周回ルートと荒神峰へ向かうルートに分かれます。

四つ辻はちょうど中継地点となっており、非常に多くの参拝客でにぎわっています。

また、ここは稲荷山でも屈指の展望スポットになっており、京都を一望できます。

注意したのが岩場になっている場所があり、足場が不安定なことです。

もし、ヒールなどで来た場合、岩場には立ち入らないようにしましょう。

●三ノ峯・下ノ社

稲荷山・三ノ峰

御神蹟のひとつ。白菊大神を祀っています。

白菊大神とは伏見稲荷大社の主祭神「宇迦之御魂大神(うかのみたまおおかみ)」と同一神だと言われています。もともとはここに大きな古い社があったのでしょうか?

明治20年にここから変形三角縁神獣鏡も出土したそうです。

神獣鏡が出るぐらい古いということは古墳時代まで由緒が遡る?

●間の峯・稲田社

稲荷山・間の峰

御神蹟のひとつ。伊勢大神を祀っています。

伏見稲荷大社を開いた秦氏やその子孫である稲田家の源流になる社です。

ここには珍しい鳥居である「奴祢鳥居(ぬねとりい)」があります。

●二ノ峯・中ノ社

稲荷山・二ノ峰

御神蹟のひとつ。青木大神を祀っています。

青木大神は伏見稲荷大社の祭神である、佐田彦大神と同一だと言われています。

ちなみに佐田彦というのは猿田彦がなまったものといわれます。

●一ノ峯・上ノ社

稲荷山・一ノ峰

御神蹟のひとつ。稲荷山山頂にあり、末広大神を祀っています。

末広大神は伏見稲荷の祭神である大宮能売大神(おおみやめのおおかみ)と

同一だと言われています。商売繁盛の神様です。

ここで周回ルートは下りに入ります。

●御劔社(みつるぎしゃ)・長者社

御劔社

御神蹟のひとつ。

古くからの神祭の場で、社の後ろに磐座(いわくら)の御劔石(雷石)があります。

御劔石は社の正面からだと見えにくいのですが、後ろに回ることができますので全貌をそこで見ることができます。

また、焼刃の井戸と呼ばれる井戸もあり、ここで名物・三日月丸で有名な刀鍛冶・三条小鍛冶宗近が稲荷大神とともに「名刀・小狐丸」を鍛え上げた場所だと伝えられています。

この小狐丸の伝説から御劔社は物づくりの神様として崇められています。

吉田初三郎氏作の稲荷山全域の鳥瞰図 (鳥瞰図)を所有しており、2枚しか存在していない稲荷山全域の鳥瞰図の1枚です。この鳥瞰図は御劔社を中心として描かれており、もう1枚は伏見稲荷大社本庁が所有しています。

★小狐丸

小狐丸

小狐丸は天皇の守り刀とするために作られた刀でした。残念ながらその刀は所在不明です。

ただ、小狐丸という刀自体は複数あり、現存しているのは石切剣箭神社のものと、石上神宮のものの2刀のみです。

※伏見稲荷大社にはありません。写真は拾いものです。

●御膳谷

御膳谷

御神蹟のひとつ。

稲荷山三ヶ峯の北背後にあたり、一ノ峯~三ノ峯の谷が集まる位置にあたります。

昔はこの場所に御贄殿と御竈殿という建物があり、三ヶ峰の神様にお供え物をしていたと伝えられています。

現在でも祈祷殿において、毎日朝夕お供えがなされます。

近くにある御膳谷奉拝所では伏見稲荷大社のものとは別に稲荷山全体の御朱印がいただけます。

★御饌石

御饌石

毎年1月5日の大山祭りにてお供え物が置かれる神石が御饌石です。

お供え物は斎土器に中汲酒を入れささげられます。

●眼力社

眼力社

眼力社は数ある稲荷山の社の中でも霊験が多く語られている場所です。

直接、眼の病気に御利益があるだけでなく、先見の明や眼力が授かるという御利益もあります。そのため、起業家や相場師に人気があります。

ここの茶屋では、眼力社だけでしか購入できない土産物が売られており、実際に御利益があったとの話もあります。

ここの社には専門のホームページがあります。気になる方は一度のぞいてみてはいかがでしょうか?

●荒神峰・田中社

御神蹟のひとつ。伏見稲荷大社の祭神のひとり田中大神を祀っています。

この場所は稲荷山でも隠れた絶景スポットとなっており、四つ辻での眺めとはまた違った景色が楽しめます。

お山周回路には無く、四つ辻から別ルートで上がった場所にあります。

ただ、10分ほどで到着しますので行ってみることをお勧めします。

スポンサーリンク
スポンサー