六波羅蜜寺のみどころ~平安・鎌倉の古仏の宝庫

みなさんは京都東山にある「六波羅蜜寺」というお寺を御存知でしょうか?

東山には清水寺があり、多くの方が訪れるので、名前ぐらいは聞いたことがある人が多いと思いますが、実際に行ったことがある人は少ないと思います。

基本的には観光ルートには入りにくいお寺だと思います。

場所は最寄り駅は京阪電車「祇園四条駅」もしくは、「清水五条駅」ちょうど、鴨川から清水寺への中間ぐらいにあります。

こじんまりとした京都の下町の一角に六波羅蜜寺はあります。

正直、思ってるよりも小さなお寺です。

境内のほとんどの建物は明治時代の廃仏毀釈により残っておらず、残っているのは本堂のみです。

本堂以外の境内は古寺には見えない近代的な寺院様式となっています。

●宝物収蔵庫の仏像

六波羅蜜寺のみどころは平安時代~鎌倉時代の古い仏像が多数見れることにあります。

小さいお寺なんですが、驚くほど多数で有名な仏像に出会えます。

全て木造仏です。古い木造仏の質感はなんともいえない素晴らしさがあります。

これらの仏像は宝物収蔵庫で見ることができます。

入場料は600円です。

魅力的な仏像をいくつか紹介していきます。

★空也上人立像

空也上人立像

鎌倉時代の作品で、運慶の四男である康慶の作品。重要文化財。

元開山堂の本尊で、六波羅蜜寺はこの仏像で有名です。

空也上人は六波羅蜜寺の開祖となった人物で、観音像を車で引き、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えて京都をまわりました。

常に庶民の中で伝道を行い「市の聖」と呼ばれています。

隠居後、空也上人が愛した鹿が射殺され、その鹿の皮を服にし、角を杖頭につけ、その身から放さなかったといいます。

その姿を仏像にしたのが空也上人立像です。

口からは針金でつながれた6体の阿弥陀如来がでてきています。

全身の写真を良く見ますが、思ってるよりも小柄な仏像です。

★薬師如来坐像

六波羅蜜寺・薬師如来坐像

六波羅蜜寺の前身である西光寺の本尊であった仏像です。重要文化財

平安時代の仏像で、天台宗の開祖「伝教大師最澄」の作品と伝えられています。

★地蔵菩薩立像

鬘持地蔵

元地蔵堂の本尊。重要文化財。

平安時代を代表する大仏師「定朝」が作ったとされています。

左手に髪の毛を持った珍しい仏像です。鬘掛地蔵と呼ばれています。

★地蔵菩薩坐像

夢見地蔵

鎌倉時代の仏像で運慶作。重要文化財。

一族の菩提寺十輪院の元本尊です。夢見地蔵とも呼ばれています。

●本堂

六波羅蜜寺

六波羅蜜寺の本堂。重要文化財。

現在のお堂は南北朝時代の1363年に修復されたものです。

境内には上がることができ縁側から奥の「宝物収蔵庫」へ行くことができます。

本尊は「木造十一面観音立像」12年に一回の辰年にしか開帳されない秘仏です。

平安前期から後期への過渡期の仏像で、2m58cmの巨像にもかかわらず寄木を使わない一木彫り。こちらは国宝指定されています。

御朱印はここで頂くことができます。値段は300円です。

写真右側が波羅蜜寺の御朱印です。

六波羅蜜寺・知恩院・御朱印

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