白鳳展へ行ってきました。~奈良国立博物館~

白鳳展

奈良国立博物館で開催されている「白鳳展」には前から興味を持っていました。

私は、古代日本が特に好きなジャンルなのですが、白鳳は古代史でもちょうど大化の改新~壬申の乱あたりの文化ということなんですね。

白鳳展へ行く前に法隆寺に行きました。

法隆寺というお寺は飛鳥時代の仏像と白鳳時代の仏像が両方残っているんです。

気づくのが飛鳥と白鳳で全然作風が違うということ。

飛鳥時代の釈迦三尊像と白鳳時代の夢違観音像ではまるで違います。

飛鳥時代は面長で西洋系の顔つきなのに、白鳳は東洋人の顔つきです。

この時代の中国の仏像様式には北魏式と南梁式があり、飛鳥時代に活躍した止利派は北魏式の仏師でした。

白鳳時代になって仏像の表情が柔らかになり、同時に写実的になったのは「止利派」が白鳳の時代には出てこなくなり、南梁式が主流になったからとか。

白鳳の始まりは大化の改新あたりからなので、止利派は曽我氏とともに没落したことも疑われています。

さて、白鳳展にはこの南梁式の仏像がたくさん集められています。

白鳳時代の仏像は奈良の寺院が所有しているものが多いので奈良のお寺から借りてきたものが多いのですが、他府県や遠方の関東や中国地方のものも見られます。

私は大阪に住んでいるので、関東などの遠方の仏像が見れるのはありがたいです。

遠方からの仏像で注目したいのは東京・深大寺の釈迦如来像です。

関東では最古クラスの仏像になるようです。

深大寺・銅造釈迦如来像

島根県の鰐淵寺・観音菩薩立像も注目です。

鰐淵寺・観音菩薩立像

野中寺の弥勒菩薩半跏像も見たい仏像のひとつでした。

銅製の小さな仏像なのですが、飛鳥~白鳳に多い形の半跏思惟像です。

野中寺は大阪のお寺で行けないことはないのですが、弥勒菩薩像は毎月18日のみの公開と、限定されています。秘仏に近い存在なのですね。

18日にうまく休みとれればいけますが、難しいです。

白鳳展においては7月19日~9月16日と開催期間より短めではありますが、公開されています。

普段なかなか見れない弥勒菩薩半跏像を見るチャンスです。

野中寺・弥勒菩薩半跏像

法隆寺の仏像で白鳳時代のものも展示されています。

こないだの法隆寺では夢違観音や橘夫人念持仏・阿弥陀三尊像は実物が見れませんでしたが、ここで見ることができます。

法隆寺の普段公開されていない仏像も展示されています。

文殊菩薩立像がそれです。

法隆寺・文殊菩薩立像

法隆寺では見られなかった貸出中の有名仏像もここで見ることができました。

夢違観音像と阿弥陀三尊像です。

夢違観音像 橘夫人念持仏・阿弥陀如来三尊

仏像は好きなのですが、点数が膨大で同一時代を扱うこともあり、わりと似たりよったりなので終盤集中力が低下してきました。

それでみどころの仏像を見逃したり・・・

白鳳展に限らないですが、大規模美術展は点数が多いので事前に見たいものをチェックしていったほうがいいかもしれません。

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