石清水八幡宮は京都府八幡市男山にある神社で、大分の宇佐神宮から御神体を分霊し860年に清和天皇が創建しました。
都からは遠い宇佐神宮に代わり、裏鬼門(南西)を守護する神社として延暦寺とともに重要視されました。
清和天皇創建ということで、源氏(清和天皇の子孫,足利氏 徳川氏を含む)からは氏神として信仰され、坪井八幡宮,鶴岡八幡宮など各地へ分霊されていきました。
1871年~1918年まで「男山八幡宮」という名前に改名していた時代もあります。男山八幡宮というのは姫路にもありますが、こちらは全く別物です。
宇佐神宮(大分),鶴岡八幡宮(神奈川),筥崎宮(福岡県)とともに日本3大八幡宮のひとつに数えられています。
祭神は神宮皇后(息長帯姫命),応仁天皇(誉田別命),比咩大神
参拝時間は月によって細かく違うためこちらを参照。
アクセスは京阪電車「八幡駅」より「男山ケーブル・山上駅」下車徒歩5分。
車でのアクセスでは駐車場が一の鳥居過ぎてすぐにありますが、ここは8時半~16時30分と制限があるうえ、料金が500円かかります。
実は駐車場はもう一つあり、裏の住宅地側から男山を登ると、山頂付近に無料駐車場があります。体育館側から境内に出てきます。
私は今回ここへ停めました。
●八幡造り本殿
石清水八幡宮の本殿です。数少ない前後二棟の「八幡造」の社殿です。
859年、清和天皇の命により木工寮権允・橘良基により建てられました。
その後、造営14度,修理は17度におよび、現在の建物は1634年の徳川家光によるものです。
通常は昇殿できませんが、定時に開催される昇殿参拝に申し込めば、説明付きで昇殿することが可能です。料金は500円。
2枚目の写真が昇殿口になります。
内部では織田信長寄進の「黄金の雨樋」,極彩色の欄間彫刻など見ることができます。
●南総門
本殿の南側の門です。本殿境内へはここからのみ出入り可能です。
南総門は本殿に対し、少し西側に傾いて建てられています。これは帰る際、本殿に対し背を向けないようにするという配慮のようです。
●西総門・北総門・東総門
本殿境内の西・北・東の門です。写真は北総門です。
いずれの総門も江戸時代のもので重要文化財です。
これらからの出入りはできません。
●エジソン記念碑
発明王トーマス・エジソンと八幡の竹のゆかりにより設立されました。
エジソンは白熱電球の発明者ですが、そのフィラメントに男山の竹が使用されていました。
フィラメントの素材がセルローズに代わるまで、十数年間使用され続けました。
参拝の際でも石清水八幡宮では竹が多く見られました。
●展望台
男山の展望台です。京都の町並みを一望できます。
男山ケーブル「山上駅」を出てすぐにある階段からいけますが、急なので注意が必要です。
急階段を使わないルートもあります。
●伊勢神宮遥拝所
伊勢神宮を拝むための鳥居です。
石清水八幡宮ではここだけ神明鳥居が使われています。※他は明神鳥居
●石清水社
石清水八幡宮の「石清水」という名前の由来になった社です。
石清水八幡宮創建された時から、「石清水寺」としてあり、由緒は八幡宮創建前まで遡ります。
石清水八幡宮が創建されると、護国寺となりました。
★石清水井
男山五水のひとつ石清水が湧く場所です。
石清水八幡宮の祭りには必ずここの霊泉が御神前に献供されます。
実際見た感じではこの水自体はあまり綺麗なものでは無いように思えました。
ちなみにここの石鳥居は1636年のもので、石清水八幡宮で最も古い鳥居です。
●頓宮殿
男山山麓にある石清水八幡宮の社殿です。
年に一度、勅祭石清水祭において分霊を移されます。
●男山ケーブル
京阪八幡市駅すぐのところから山頂である「山上駅」までをつなぐケーブルカーです。
山頂の石清水八幡宮境内へは歩いてでも行くことは可能ですが、ケーブルカーを使用すると楽です。
片道200円。9:00~18:45まで15分おきに運行しています。
9時以前はこちら参照。
●御朱印
御朱印は本殿にある「おふだ・お守り授与所」でいただけます。
写真は私がもらってきたものです。年配の宮司さんに書いて頂きました。
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