伊勢神宮は全国の神宮125社の頂点に位置し、日本人の総氏神で天皇の祖先「天照大御神」を祀る神社です。正式名称「皇大神宮」といい、創建は2000年前に遡ります。
この伊勢神宮については飛鳥昭雄氏の著書「神一厘の仕組みとユダヤ預言」に三種の神器がすべて安置されているということ、それだけでなくユダヤの三種の神器「アロンの杖」「マナの壺」「モーゼの十戒」も収められていると書かれています。
三種の神器のひとつ「八咫鏡 (やたのかがみ)」はもともとここの御神体になっています。
日本の神道とユダヤの神事の共通点はいろんなところで取りざたされていますが、ユダヤの三種の神器まであるというのは正直驚きです。
伊勢神宮(内宮)に行く機会がありましたので、この本を参考にルートを決めました。その時の様子を書きます。
アクセスはJR・近鉄「伊勢市駅」から三重交通バス「内宮行き」10分~17分 終点すぐ。
駐車場は261台 有料です。
私は車で行き、おかげ横丁の駐車場に停めました。※タイムズです。
平日だったので近くに停めることができましたが、土日祝となると、付近は渋滞しするうえにかなり離れた駐車場へ停めないといけなくなるようです。
●六芒星の燈篭
よく伊勢神宮とユダヤの関連でとりだたされる内宮参道にある燈篭です。
参道に並ぶ燈篭には写真のような六芒星が刻まれています。
燈篭自体は戦後のもので、伊勢三宮奉賛献灯会という任意団体が作ったようです。
その組織も1964年に解散してるとのこと。
六芒星はその奉賛献灯会会長の森岡善照氏と神宮庁長官の二荒伯爵の意思で入れられたとのことです。
伊勢神宮の奥宮「伊雑宮」のご紋であるからだとか。
神宮庁が関わってる以上、任意団体が入れたものなので、伊勢神宮とは関係ありませんとはなりませんね。伊雑宮のご紋であるならなおさらです。
そもそも伊勢三宮奉賛献灯会の「三宮」とは内宮と外宮に加え、「伊雑宮」をセットにしていると考えるべきでしょう。
●神明鳥居
鳥居の下の横棒が柱を貫かない形のものを神明鳥居といいます。鳥居そのものには装飾もなく非常にシンプルな鳥居です。逆にそれが神聖さをか持ち出します。
古いタイプの鳥居で、創建が古い神社にはよく見られますが、神明鳥居がブームになったことがあるようで、それほど古くない神社でも神明鳥居を使っているところもあります。有名どころでは靖国神社が思い浮かびます。
ちなみに一般的な神社の鳥居は明神鳥居というものが使われていることが多いです。
広大な伊勢神宮には複数の鳥居がありますが、全て神明鳥居が採用されています。
●宇治橋
内宮の入口である五十鈴川にかかる101.8mの反り橋。式年遷宮で架け替えられ綺麗な状態でした。橋は日本の伝統技術で精巧に作られています。
宇治橋の両端には宇治橋鳥居がありますが、これは正殿の古くなった柱を再利用されたものです。
それにしても、京都でもないのになぜ「宇治」という名前が使われているのか興味がわきますね。
●五十鈴川御手洗
倭姫命も身を清めるのに使用したという場所です。ここでは正宮へ行く前に神聖な川である「五十鈴川」に手を浸し身を清めるのが伝統的なならわしですだといいます。
いろんな神社へ参拝してきましたが、川を利用した手水所があるのは古い神社に多いような気がします。
●正宮
伊勢神宮の本殿区域です。上の写真の階段より先からは撮影禁止です。
正宮は幕屋で覆われており、一般の参拝客は外玉垣南御門の幕屋から拝むことになります。
特別参拝客という式年遷宮で寄付金をした人のみ外玉垣南御門の中に進むことができます。
特別参拝にはドレスコードがあり、黒の正装にネクタイ,革靴という規定があります。
伊勢神宮はお賽銭箱や鈴がありません。これは本来は皇族のための神社であって一般参拝客がくるところではないからだそうです。
幕屋の向こうにはさらに2重の門があり、正殿(本殿)は見えません。
飛鳥氏の著書ではこの正殿に八咫鏡があるとされています。この正殿なんですが、唯一神明造というここでしか使われない建築様式が使われています。
出雲大社の「大社造」と並び日本最古の建築様式だそうです。
唯一神明造は正殿のみで見ることはできませんが、神明造であれば、古い神社で使われているところもあります。
内宮でも、各別宮で使用されている他、外幣殿と御稲御倉では身近で見ることが出来きます。下の写真は外幣殿のものです。
●内宮の中で行ける別宮
伊勢神宮内宮にはいくつかの別宮がありますが、内宮の中にあるものもあります。作法としては正宮参拝後に別宮をめぐるというのが正しいそうです。正宮までの道中にあるものもあるので先に行ってしまいがちですが、作法を守った方が御神徳がありそうですね。
私が参拝させていただいた場所をいくつか紹介します。
★荒祭宮(あらまつりのみや)
内宮の第一別宮。天照大御神の勇猛果敢な一面を祀っています。
★風日祈宮(かぜひのみのみや)
風雨をつかさどる農業の守り神「級長津彦命」「級長戸辺命」を祀っています。
●伊勢神宮(内宮)の御朱印
内宮の御朱印は神楽殿の隣の「神札授与所」でいただくことができます。
実はあまり知られていませんが、もう一か所、参集殿のお札コーナーでもいただくことが可能です。
写真の御朱印はそちらで頂いた物です。そこでも宮司さんから朱印をいただくことができます。
御朱印は参拝日とスタンプを押しただけのシンプルなものになっています。
●あとがき
今回は時間の関係上で内宮のみで外宮へは行くことができませんでした。
本来は外宮を参拝してから内宮を参拝するのが作法であるので次回は外宮から参拝したいと思います。また、外宮がよく行っている京都と強いつながりを持っている神社だけに興味があります。
内宮の後に伊勢神宮の奥の宮と言われる「伊雑宮」へ行ってきました。実はここへ行くために外宮へ行く時間が無くなったのですが、すばらしところでした。その時の記事も書いているのでよかったら読んでみてくださいね。
コメント
六芒星がユダヤのシンボルになったのは、17世紀以降です
従って古代にユダヤのシンボルとして六芒星は存在しません
それに六芒星は、シュメールのバール神の神紋である16菊花紋から派生した紋です
だから、バール神を信奉したダビデ王の象徴であるわけでヤハウエ、ユダヤ教とは、元々関係ありません